矯正に関するご質問
- Qワイヤーとマウスピース矯正(インビザライン)の違いは?どちらが早く治りますか?
- Aワイヤー矯正は歯の表面にブラケットを付け、ワイヤーで力を加えて歯を動かす方法です。幅広い症例に対応でき、歯を細かくコントロールしやすいのが特徴です。
一方、マウスピース矯正(インビザライン)は透明な装置を一定期間ごとに交換しながら歯を少しずつ動かす方法で、目立ちにくく取り外しも可能です。ただし、必要装着時間の1日20時間以上を守らないと効果が出にくくなります。
治療のスピードは症例によって異なり、一概にどちらが早いとは言えません。重度の歯列不正や不正咬合の改善にはワイヤー矯正の方が適している場合が多く、比較的軽度の症例や審美的な要望にはマウスピース矯正が向いていることがあります。
- Q矯正中にホワイトニングはできますか?
- A矯正方法によって可能かどうかが異なります。マウスピース矯正(インビザライン)の場合は、マウスピースにホワイトニング剤を入れて同時に行えるため、矯正と並行して進めやすいです。一方、ワイヤー矯正中は歯の表面にブラケットがついているため、装置を外すまでは均一に白くするのが難しく、通常は矯正治療が終了してから行うのがおすすめです。
- Q矯正治療後の保定装置(リテーナー)ってどのくらいの期間つけないとダメですか?
- A矯正治療で動かした歯は、しばらくの間は元の位置に戻ろうとするため、リテーナーによる保定がとても重要です。一般的には治療終了後の1~2年は「毎日・長時間の装着」が必要で、その後は「夜間のみ」に切り替えて数年~場合によっては半永久的に使用を続けることもあります。個人差が大きく、年齢や歯並びの状態によって期間は異なりますが、当院では3年を目安に装着していただくことが多いです。必ず担当医の指示に従って装着を継続してください。
- QMRC(筋機能矯正)は反抗期の子供でもできますか?
- A反抗期のお子さまでも治療は可能ですが、成果を出すには「毎日のトレーニングやマウスピースの装着を継続できるか」がポイントです。お子様ご本人のやる気に加えて、保護者の方がそばで声をかけ、見守りながら習慣づけていくことがとても大切です。トレーニングや装着を続けられない場合、効果が十分に得られなかったり、途中で治療が失敗に終わることもあります。当院でもお子さまのモチベーションを高められるよう工夫してサポートしますが、ご家族と一緒に取り組む姿勢が成功のカギとなります。治療が不十分な場合は成人矯正(Ⅱ期治療)が必要になります。