小児歯科・小児矯正歯科

「歯医者さんに行くのが楽しみ!」その一言がでる雰囲気づくり

大切なお子様を初めて歯科医院へ連れて行く。

それは保護者の皆様にとって、期待とともに様々な不安がよぎる瞬間かもしれません。
「泣いてしまわないだろうか」
「痛い思いをさせて、歯医者嫌いになったらどうしよう」
「そもそも、いつから連れて行けばいいのか分からない」
どうぞ、ご安心ください。
クリア総合歯科クリニックは、そのような保護者の皆様のお気持ちにどこまでも寄り添います。
私たちが小児歯科において何よりも大切にしていること。それは、お子様の心に歯科医院への「苦手意識」を植え付けないことです。
幼少期の「痛かった」「怖かった」という記憶は大人になっても残り続け、歯科医院から足を遠のかせる原因となります。
その結果、むし歯や歯周病を放置してしまい将来的に歯を失うという取り返しのつかない事態を招きかねません。
小児歯科のゴールは、乳歯の治療完了ではなく、虫歯や歯周病になりにくい綺麗な永久歯列の完成です。
だからこそ私たちは、お子様が自らの意志で「歯医者さんに行きたい!」と思えるような明るく、楽しく、そして安心できる場所でありたいと強く願っています。
お子様が生涯にわたって健康で美しい歯を保ち、自信に満ちた笑顔でいられるように。
そのための初の、そして最も重要な一歩を私たちがお手伝いします。
当院の小児歯科への取り組み
歯科医院への「楽しい記憶」を贈るための、5つのお約束
お子様が安心して、そして楽しんで通える場所であるために。
当院では、お子様と保護者の皆様に以下の5つのことをお約束します。
無理やり治療は絶対にしません
お子様が泣いてしまったり怖がってしまったりした時に、押さえつけて治療を行うことは決してありません。
私たちは、その行為がお子様の心に深い傷を残し将来にわたる歯科医院への不信感に繋がることを知っているからです。
治療よりもまず優先すべきは、お子様との信頼関係を築くこと。
そして、お子様が「自分はできるんだ!」という小さな成功体験を積み重ね自信を持ってもらうことです。
私たちは、そのプロセスを何よりも大切に考えています。
「慣れる」ことから、一歩ずつ
初めての場所、初めて見る器具、初めて会う人。お子様が不安を感じるのは、ごく自然なことです。
当院では、すぐに治療を始めるのではなくまず歯科医院の雰囲気に「慣れる」トレーニングから始めます。
- キッズスペースで遊ぶ
- まずはクリニックが安全で楽しい場所だと感じてもらいます
- 膝の上でご挨拶
- 保護者の方の膝の上で、スタッフとご挨拶。お口を開ける練習をします
- 診療台に座ってみる
- 椅子が動くことや、ライトが付くことを一緒に体験します
- 器具に触れてみる
- 歯を磨くブラシや風の出る機械などを、実際に手で触って「どんなものか」を知ってもらいます(Tell-Show-Do法)
このステップを、お子様一人ひとりの性格やペースに合わせて根気強く、丁寧に進めていきます。
不安を和らげる、安心の環境づくり
- 保育士資格を持つスタッフ
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当院には、保育士の資格を持つスタッフが在籍しています。
お子様の気持ちを汲み取り、その発達段階に応じたコミュニケーションをとる専門家がいることは保護者の皆様にとっても大きな安心材料となるはずです。
- 楽しい仕掛けがいっぱいの診療室
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診療台の天井にはテレビモニターを設置しており、お子様の好きな動画を観ながらリラックスした状態で治療を受けることができます。
お子様の注意が楽しいことに向いている間に、治療はスムーズに進みます。
待合室のキッズスペースも、お子様が退屈しないよう様々な工夫を凝らしています。
- 笑気鎮静法の活用
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どうしても治療への不安や恐怖心が強いお子様のために、当院では笑気吸入鎮静法をご用意しています。
これは医療用の甘い香りのするガスを鼻から吸っていただくだけの、非常に安全な方法です。
うとうとと心地よい、リラックスした状態になり穏やかな気持ちで治療に臨むことができます。
ご家族と共に育む、「むし歯にさせない」ための予防
小児歯科は、今ある乳歯のむし歯を治療することだけが目的ではありません。
その先にある、むし歯や歯周病に悩まされることのない、健康で美しい永久歯列を完成させ、お子様が豊かな人生を送るための「土台」を築くことです。
そのためには、「治療」よりも「予防」が、何よりも重要であると私たちは考えています。
むし歯にならないための習慣づくり
- フッ素塗布
- 歯の質を強くし、むし歯菌の活動を抑えるフッ素を定期的に歯の表面に塗布します
- シーラント
- むし歯になりやすい奥歯の複雑な溝を、フッ素を含んだ樹脂で埋めておくことで汚れが溜まるのを防ぎ、むし歯を予防します
予防処置は、痛みを全く伴いません。
むしろ、お子様が「歯医者さんは怖くない」「歯をきれいにしてもらって気持ちいい」と感じる、ポジティブな体験を積み重ねるための大切な機会でもあります。
保護者の方との協力が必須です
お子様のお口の健康を守る主役は、毎日そばにいらっしゃる保護者の皆様です。
当院では治療や予防処置を行うだけでなく、保護者の皆様への情報提供やサポートにも力を入れています。
- 効果的な仕上げ磨きの方法
- お子様の成長段階に合わせた歯ブラシの選び方
- むし歯になりにくいおやつの選び方や食生活に関するアドバイス
どんな些細なことでも、遠慮なくご相談ください。
総合歯科だからできる、トータルサポート
当院は小児歯科だけでなく、矯正歯科、一般歯科、口腔外科など幅広い分野に対応する総合歯科クリニックです。
お子様の成長段階で起こりうる、むし歯、歯肉炎、不慮の事故による歯の破折、そして歯並びの問題まで。
お口に関するあらゆるお悩みを小さい頃から成人するまで、一つの医院で継続的に見守りサポートし続けることができます。
乳歯のむし歯について
「どうせ生え変わる」は大きな間違い。乳歯が持つ大切な役割
「乳歯はいずれ抜けるのだから、むし歯になっても大丈夫」
これは保護者の皆様が抱きがちな非常に危険な誤解です。
乳歯には、その短い期間にしか果たせない極めて重要な役割があります。
- 役割1. 永久歯を正しい位置へ導くガイド
- 乳歯の下では、未来の永久歯がまさに生え出るその時を待っています。
乳歯は、この永久歯が正しい位置にきちんと生えてくるためのスペースを確保する「案内人」の役割を担っているのです。
むし歯によって乳歯が本来の時期よりも早く抜けてしまうと、そのスペースに隣の歯が倒れ込んできてしまい永久歯が生えるための場所がなくなってしまいます。
行き場を失った永久歯は、ずれた位置から無理やり生えようとするため将来の深刻な歯並びの乱れに直結するのです。
- 役割2. 永久歯の「質」を育てる土台
- 乳歯のむし歯が進行し、根の先にまで膿が溜まってしまうとその下で育っている永久歯に悪影響が及ぶ場合があります。
膿の袋に含まれる細菌や毒素によって、永久歯のエナメル質が正常に作られなくなり生まれつき茶色く変色したり、表面が凸凹になったり、あるいは非常に弱い歯質で生えてきてしまうことがあります。
これは永久歯が一生涯背負うことになる、大きなハンディキャップです。
- 役割3. 顎と体の健やかな発育を促す
- 乳歯にむし歯の痛みがあると、お子様は無意識のうちに痛い側で噛むことを避けるようになります。
片側だけで噛む癖がついてしまうと、顎の骨の成長バランスが崩れ顔の歪みの原因となることがあります。
また、硬いものが噛めないために柔らかいものばかりを食べるようになり、顎の発育が促されなかったり栄養が偏ってしまったりと全身の健やかな成長にまで影響を及ぼす可能性があるのです。
小児矯正:未来の健康を創る治療

見過ごされがちなお口の重要なサイン
「うちの子の歯並びは遺伝だから仕方ない」
そうお考えの保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし歯並びが悪くなる原因の多くは遺伝よりも、お子様の成長過程における「お口周りの日常的に行っている良くない癖」にあります。
これらは「口腔習癖(こうくうしゅうへき)」と呼ばれ、顎の骨の正常な成長を妨げ、歯がきれいに並ぶためのスペースを奪ってしまう最大の要因なのです。
他にも、口腔習癖により歯が前方に開いてしまう場合もあります。
以下に挙げるサインに、もし心当たりがあれば、それはお子様のお口が助けを求めているサインかもしれません。
お子様に見られる口腔習癖のサイン
- お口がいつもポカンと開いている【口呼吸】
- 本来、人間は鼻で呼吸する生き物です。
しかし鼻炎などの影響や、単なる癖によって、常にお口を開けて呼吸する「口呼吸」が定着してしまうことがあります。
口呼吸は単にお口が乾燥してむし歯や口臭の原因になるだけでなく、舌が本来あるべき上顎から下顎へと落ち込む「低位舌」を引き起こします。
上顎は舌によって内側から支えられ、広げられることで成長します。
その支えを失った上顎は、狭く、V字型に尖った形になってしまい、永久歯が並ぶためのスペースが著しく不足してしまいます。
- 舌で前歯を押したり、唇を噛んだりする癖
- 食べ物や飲み物を飲み込むとき、舌が正しい位置(上顎の天井)になく、無意識に前歯を裏側から押してしまっていませんか。
あるいは下の唇を噛んだり、吸ったりする癖はありませんか。
これらの癖は持続的に前歯に力を加え続けることになり、「出っ歯(上顎前突)」や、奥歯で噛んでも前歯が噛み合わない「開咬(かいこう)」の直接的な原因となります。
「口呼吸」がもたらす、歯並びを超えた全身への影響
先ほど挙げた「悪い癖」の中でも、特に「口呼吸」は、お口の中の問題に留まらず、お子様の全身の健康と発育に深刻な影響を及ぼすことが近年の研究で明らかになっています。
- 免疫機能の低下【風邪、アレルギー】
- 鼻には吸い込んだ空気を加湿・加温し、フィルターのようにウイルスや細菌、アレルギー物質をキャッチして、体内への侵入を防ぐ極めて重要な機能が備わっています。
口呼吸では、このフィルター機能が全く働かないため、冷たく乾いた汚れた空気が直接喉や気管に流れ込みます。
その結果、扁桃腺が腫れやすくなったり、風邪をひきやすくなったり、アレルギー性鼻炎や喘息、アトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患を悪化させたりする一因となるのです。
- 睡眠の質の低下【いびき、成長阻害】
- 口呼吸をしていると、睡眠中に舌が喉の奥に落ち込み、気道を狭めてしまいます。
これがお子様の「いびき」の主な原因です。さらに重度になると、一時的に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」に陥ることもあります。
睡眠中の低酸素状態は、脳や身体の発育に不可欠な「成長ホルモン」の分泌を妨げます。
質の良い睡眠が取れないことは、お子様の健やかな成長にとって大きな足かせとなってしまうのです。
- 学習能力・集中力の低下
- 慢性的な低酸素状態は、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下を引き起こします。
「授業中にボーッとしている」「落ち着きがない」といったお悩みの背景に、実は口呼吸による睡眠の質の低下が隠れているケースは少なくありません。
- 顔貌の変化【アデノイド様顔貌】
- 長期的な口呼吸は顔つきそのものにも特徴的な変化をもたらします。
顎が十分に発達せず、面長で、口元が前に出て、しまりのない表情。
これは「アデノイド様顔貌」と呼ばれ、口呼吸が常態化している子に見られる典型的な顔つきです。
このようにお口の機能の問題は、まさに全身の健康と繋がっています。
そして、これらの問題を解決する糸口が、歯科医院での「小児矯正」にあることを、ぜひ知っていただきたいと思います。
当院の小児矯正の哲学
私たちは「歯」だけを見ません。「お子様の成長」そのものを見つめます
クリア総合歯科クリニックの小児矯正は、目に見える歯並びのガタつきを、ただ装置で動かして並べ替えるという考え方をしておりません。
それは根本的な原因を解決しない限り、いずれまた問題が再発する「後戻り」という現象が起きてしまうからです。
私たちの哲学はシンプルです。
「歯並び」を結果として捉え、その「原因」であるお口の機能の問題を解決し、お子様が本来持っている「健やかな成長力」を最大限に引き出すこと。
私たちはお子様のお口を通して、その子の成長そのものを見つめ、ご家族と共に未来を育むお手伝いをしたいと考えています。
哲学1. 「原因」を取り除くことから始まる
家を建てる時、誰もがまず強固で水平な「土台」を作ります。
その土台が歪んでいては、いくら立派な柱や壁を立てても、家は傾き、やがては崩れてしまいます。
歯並びも全く同じです。歯並びが悪くなった原因(口呼吸や舌の癖など)をそのままにして、歯だけを無理やり動かして並べても、その癖が残っている限り、歯はまた元の悪い位置へと戻ろうとします。
これが「後戻り」の正体です。
だからこそ、私たちはまず筋機能療法(MFT)によって、お口の悪い癖を改善し、顎が健やかに成長するための「土台」をしっかりと築くことを大切にします。
この土台作りこそが、後戻りのリスクを最小限に抑え、将来的に歯列不正になってしまう可能性を大きく減らすための最も確実な道筋なのです。
哲学2. 顎の「成長力」を最大限に引き出す
お子様の時期にしかできない、小児矯正の最大の特権。それは顎の「成長」を治療に利用できることです。
大人の矯正治療が完成した顎の骨の中で「歯を動かす」ことしかできないのに対し、小児矯正は顎の骨そのものの成長を正しい方向へとコントロールし、促すことができます。
狭くなってしまった顎を広げ、歯がきれいに並ぶためのスペースを骨格レベルで作り出すことができるのです。
この成長の力を利用できるのは、顎の骨がまだ柔らかく、成長のピークを迎える小学生の時期が中心です。
特に6歳から9歳頃は「ゴールデンエイジ」とも呼ばれ、比較的少ない負担で大きな成長の変化を期待できます。
この貴重な機会を逃さず、お子様の成長力を最大限に引き出してあげることが私たちの重要な役割です。
哲学3. お子様の「心」への負担を最小限に
どれほど優れた治療法であっても、それをお子様自身が前向きな気持ちで受け入れてくれなければ意味がありません。
私たちが治療法を選択する上で最も大切にしているのは、お子様の「心」への負担をできる限り少なくすることです。
その考えに基づき、当院の小児矯正では、歯に装置を直接固定する取り外せない「ワイヤー矯正」を第一選択とすることはありません。
ワイヤー矯正は痛みを伴いやすく、見た目も目立ち、何より清掃が難しくむし歯のリスクを高めます。
これらはすべて、お子様が「歯医者さんは嫌な場所だ」と感じる原因になりかねません。
私たちはお子様が日々の生活でストレスを感じることなく、衛生的で、そして何より「お口の機能を育てる」という本来の目的の妨げにならない取り外しのできる装置を選択することが、成長期のお子様にとって最善であると信じています。
具体的な治療法のご紹介
成長を導くために
お子様一人ひとりのお口の状態、癖の種類、性格、そしてご家族のライフスタイルはすべて異なります。
当院では画一的な治療法を押し付けるのではなく、豊富な選択肢の中から、その子にとって最適な装置を組み合わせて、オーダーメイドの治療計画を立案します。
原因にアプローチする筋機能矯正装置
歯並びが悪くなる根本原因である「お口の機能の問題」を解決し、顎が健やかに成長するための「土台」を作ることを目的とした装置です。
マイオブレース・システム:世界基準のお口トレーニング
仕組みと目的
マイオブレース・システムは、単にマウスピース型の装置をお口に入れるだけでなく、専門的なトレーニング(アクティビティ)を組み合わせることで、お口周りの筋肉の機能を「再教育」していく、世界100カ国以上で実績のある治療プログラムです。
舌を正しい位置に置き、正しく飲み込み、唇を閉じて鼻で呼吸する。
この人間が本来持つべき正しいお口の機能を身体に覚え込ませることで、顎が本来の大きさにまで自然に成長するのを助け、歯が綺麗に並ぶためのスペースを確保します。
装置の特徴
柔らかい医療用シリコンで作られたマウスピース型の装置を、日中1〜2時間と就寝時に装着します。
装置には、お子様の悪い癖を改善するための様々な工夫が凝らされています。
- 「タングタグ」
- 舌の先端が自然と触れるように設計された突起で、舌を正しい位置(上顎のスポット)へと導きます。
- 「リップバンパー」
- 下唇の過剰な筋肉の働きを抑え、自然と唇を閉じるトレーニングを促します。
- 「トゥースチャネル」
- 萌出しつつある歯を正しい位置へと誘導します。
治療中の生活
ご家庭では「テレビを見ている時間」「本を読んでいる時間」など、リラックスしている間に装置を装着していただきます。
それに加え1日数分程度、舌や唇、呼吸に関する簡単なトレーニング(アクティビティ)を行っていただきます。
この日々の積み重ねが、お口の機能を根本から改善し、治療の成功へと繋がります。
装置のお手入れは水で洗い流し、必要に応じて専用の洗浄剤を使用して清潔に保ちます。
| マイオブレースの長所 | 注意すべきこと |
|---|---|
| 歯並びの根本原因にアプローチできる | 家庭での毎日のトレーニングが不可欠 |
| 後戻りのリスクが非常に少ない | お子様とご家族の協力と意欲が重要 |
| 抜歯の可能性を大幅に低減できる | 治療期間が比較的長くなることがある |
| 口呼吸改善による全身への健康効果 | |
| 痛みがほとんどなく、取り外しが可能 |
プレオルソ:日本のお子様のために生まれた優しい装置
仕組みと目的
日本の歯科医師がお子様のために開発した国産のマウスピース型矯正装置です。
マイオブレースと同様に、お口周りの筋肉のバランスを整え、「お口ポカン(口呼吸)」や「低位舌」を改善することを主な目的としています。
舌を正しい位置に持ち上げ、口輪筋(唇の周りの筋肉)を鍛えることで、自然と鼻呼吸を促し、顎の健全な側方成長を助けます。
装置の特徴
非常に柔らかく弾力のあるポリウレタン素材でできているため、装着時の違和感が少なく、まだ小さなお子様でも受け入れやすいのが特長です。
既製品をベースにお子様のお口に合わせて調整するため、比較的早く治療を開始することができます。
治療中の生活
装着時間はマイオブレースと同様、日中1時間と就寝時が基本です。
特にトレーニングという形はとらず、装置を装着して口を閉じること自体が、お口の周りの筋肉を鍛えるトレーニングになります。
その手軽さから、まだ集中してトレーニングを行うのが難しい低年齢のお子様にも導入しやすい装置です。
| プレオルソの長所 | 注意すべきこと |
|---|---|
| 素材が非常に柔らかく、違和感が少ない | 軽度の叢生(ガタガタ)や反対咬合(受け口)など、適応できる症例が限られる |
| 小さなお子様でも受け入れやすい | 装着時間を守らないと効果が出ない |
| 専門的なトレーニングが不要で手軽 | 歯を精密に動かすことはできない |
| 装着すること自体が筋機能の訓練になる |
マイオブレースとプレオルソ、どちらを選ぶのか?
どちらの装置も筋機能の改善という同じ目的を持った優れた装置です。
当院では、お子様のお口の状態、歯並びの乱れの程度、癖の強さ、年齢、そして性格などを総合的に判断し、より高い効果が期待できる装置を責任を持って選択、ご提案しますが、基本的な考え方としてはプレオルソは予防矯正、マイオブレースは本格矯正という考え方で診療にあたっております。
歯列を整える装置
筋機能矯正によって顎の成長という「土台」が整った後、それでも残っている「結果」としての歯のズレや傾きを実際に美しく整えるための装置です。
インビザライン・ファースト:デジタル技術で歯並びをデザイン
仕組みと目的
混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する6〜10歳頃)のお子様のために特別に開発された透明なマウスピース型の矯正装置です。
当院では主に、筋機能矯正と併用しつつ、実際の歯の配列を美しく仕上げる目的で使用します。
iTeroによる精密なデジタルスキャンデータを基に、コンピュータ上で歯の動きを0.1mm単位でシミュレーションし、治療完了までのすべてのアライナー(マウスピース)をオーダーメイドで作製します。
装置の特徴
透明で薄いため、装着していてもほとんど目立ちません。
混合歯列期特有の歯の生え変わりにも対応できる設計になっており、歯を並べるスペースを確保するため、顎の幅を広げる(側方拡大)設計を、治療計画に組み込むこともできます。
何より治療開始前に、ご自身の歯並びがどのように綺麗になっていくのかを3Dシミュレーション映像で確認できるため、お子様自身とご家族の方の治療へのモチベーションを高めることができます。
治療中の生活
食事と歯磨きの時以外の装着が必要で、1日20時間以上の装着が必要です。
学校にいる間も装着しますが、給食の際にはご自身で取り外し、専用のケースに保管します。
食後は歯を磨いてから再度装着します。
アライナーは1〜2週間ごとにご自身で新しいものに交換していただきます。交換した直後は少しきついような、締め付けられるような感覚がありますが、歯が動くために必要な力が加わっている証拠です。
なぜ、ワイヤー矯正は行わないのか
当院の小児矯正では、固定式のワイヤー矯正は原則として行いません。なぜなら成長期のお子様にとっては、取り外しができて衛生的でありお口の機能を育てるトレーニングの妨げにならない装置を選択することが、何よりも重要だと考えているからです。
ワイヤー矯正は優れた治療法ではありますが、痛みが伴いやすく清掃が難しいためにむし歯のリスクが高まり、何よりお子様の「歯医者が嫌い」という気持ちを助長しかねません。
私たちは、お子様の心と体の健やかな成長を第一に考えた適切な治療法を選択します。
永久歯のスペースを守る大切な役割を担う装置
スペースメインテナー(保隙装置):永久歯のための「場所取り」
むし歯などが原因で、本来抜けるべき時期よりもずっと早くに乳歯が抜けてしまうと、空いたスペースに向かって両隣の歯が倒れ込んできて、お口全体の歯並びのバランスを崩す大きな原因となります。
その結果、後から生えてくる永久歯のための大切な「場所」が失われてしまい、永久歯は行き場をなくして斜めに生えたり、全く違う場所から生えたりと、深刻な歯並びの乱れの原因となります。
装置の役割と治療中の生活
スペースメインテナーは、そうした事態を防ぐために、後続の永久歯が生えてくるまでの間、そのスペースを確保しておく「場所取り」のための装置です。
奥歯に金属の輪(バンド)をはめ、そこからワイヤーを伸ばしてスペースを維持する固定式の装置が一般的です。
一度装着したら永久歯が生えてくるまで入れたままになります。取り外しはできませんので、装置の周りに汚れが溜まらないよう、丁寧な歯磨きが重要になります。
保護者の皆様へ
治療の主役は、お子様と保護者の皆様です
小児矯正治療を成功に導くためには私たちの力だけでは決して十分ではありません。
治療の主役は日々トレーニングを頑張るお子様自身と、その一番の応援団である保護者の皆様です。
私たちはその治療という長い道のりを、専門的な知識と技術で支え、励まし、共にゴールを目指す「伴走者」です。
クリニックとご家庭が、しっかりと手を取り合って進んでいくことが何よりも大切になります。
ご家庭でのトレーニングを成功させるために
筋機能矯正にはご家庭での毎日のトレーニングが欠かせません。
「毎日続けるのは大変そう」とご不安に思われるかもしれませんが、どうぞご安心ください。
- 楽しい習慣にする工夫
- トレーニングは1日数分で終わる簡単なものが中心です。
「義務」として捉えるのではなく、例えば「お風呂上がりの親子タイム」など、生活の中に組み込み、カレンダーにシールを貼ったり、タイマーで競争したりと、ゲーム感覚で楽しく続けられるような工夫をご提案します。
- クリニックのサポート体制
- 当院ではお子様のモチベーションを維持するため、連絡ノートでの日々の頑張りの共有、そして定期的な通院の際に、エデュケーターが、たくさん褒めて励ますサポートを徹底しています。親子だけで抱え込まず、チーム一丸となって乗り越えていきましょう。
保護者の皆様にお願いしたいこと
- 定期的な通院
- 計画通りに治療を進め、お口の中の状態をチェックするために、指示された間隔での通院にご協力ください。
- お子様を信じ、励ますこと
- お子様が少しでも頑張れたら、大いに褒めてあげてください。
保護者の方からの「すごいね!」「頑張ってるね!」という一言が、お子様にとって何よりの原動力となります。
- 疑問や不安の共有
- 治療を進める中で「これでいいのかな?」と不安に思うことや疑問点が出てくるのは当然です。
どんな些細なことでも、遠慮なく私たちにご相談ください。
その都度不安を解消していくことが、信頼関係に繋がります。
お子様の輝かしい未来のために
私たちクリア総合歯科クリニックは、お子様一人ひとりの可能性を信じています。
お口の健康を育むことを通じて、お子様が自信に満ちた笑顔で健やかに成長していく姿を見守ることが私たちの何よりの喜びです。
大切なお子様のお口の未来のために、私たちと一緒に、今できる最善のことから始めてみませんか。

096-334-8020